
私たちは、日々多くの経営者の方から
「もうダメかもしれません」
「倒産するのは、経営者としての“敗北”でしょうか」
といったご相談をいただきます。
しかし、私はいつもこうお伝えしています。
「倒産は、降伏ではありません。戦略的な“撤退戦”です」
この言葉に、救われたとおっしゃる経営者も少なくありません。
■ 戦争における「撤退戦」とは?
たとえば、歴史に残る名将たちは、劣勢になったとき、無謀な戦いを続けて全滅するのではなく、
**“生き延びて、再起するための撤退”**を選びました。
撤退戦とは、負けを認めて逃げることではありません。
次の戦いに備えるために、兵を整え、体力を温存し、仕切り直すための戦略行動なのです。
ビジネスでも、まったく同じことが言えます。
■ 倒産は、人生をリセットする“制度”です
会社の倒産というと、世間では
- 終わった人
- 社会的信用を失った人
- もう二度と立ち直れない人
といったネガティブなイメージがつきまといます。
しかし、実際には「会社を畳む」「債務を整理する」という制度は、
過剰な負債から人を守り、人生をやり直すために用意されている救済制度なのです。
つまり、倒産とは、
「一度この戦場から離れて、もう一度立て直すための撤退戦」
という選択に他なりません。
■ 本当に怖いのは、「撤退せずに全滅する」こと
経営者として、ギリギリまで頑張りたいという気持ちは痛いほどわかります。
でも、
- 従業員への給与が払えない
- 家族にも迷惑がかかっている
- 精神的にも身体的にも限界に近い
そうした状態まで追い詰められてからでは、撤退すら選べなくなることもあります。
「撤退の判断が遅れた結果、全てを失った」
そんなご相談も、実際にたくさん寄せられています。
■ “撤退”した人たちが、その後どうなったか?
世の中には、
- 飲食店を法人ではなく個人事業として再スタートした人
- IT業で失敗し、翌年には全く別業種で再起した人
- 負債を整理して心の余裕ができたことで、元の事業を別の形で復活させた人
…こういったたくさんの「再起のストーリー」がありますが、それだけでなく、今の事業をそのまま続けられた例すらあるのです。
それもこれも、倒産という“撤退戦”を選んだことで、むしろ道が開けたということなのです。
■ あなたは、まだ“作戦を立て直せる立場”にいます
今このブログを読んでいるということは、まだ「判断」できる段階にいるということです。
もし本当に限界だったら、スマホを開くことすらできていないかもしれません。
だからこそ、今が、最も重要な分岐点かもしれません。
■ 最後に:勇気ある撤退が、未来を切り開く
誰よりも努力してきたあなたが、戦い抜いた結果、選ぶべき道が「撤退」であったなら、
それは決して敗北ではありません。
それは「次に勝つための、勇気ある戦略的撤退」です。
倒産ホームランプロジェクトは、
“撤退戦”を「負け戦」に終わらせないためのチームです。
ここまでお読み頂き誠にありがとうございます!
踏み込んだ生々しいお話は、残念ですが文章ではお伝えすることはできません。お悩みであれば、まず倒産ホームランプロジェクト伴走者の渡勇気にお話してみませんか?
倒産は人生の逆転ホームランです。前向きな倒産によって苦境から脱することも可能です。倒産したらすべてが終わりという考えは捨て、倒産を活用した事業再生を考えてみることをお勧めします。
一人で悩まずに倒産ホームランプロジェクト伴走者の渡勇気に是非一度ご相談ください。もちろん秘密は厳守します。ご相談は無料ですので、一人社長の小規模事業者様も遠慮なくお気軽にお問い合わせください。