
先日、とある小さな取引でクレームをいただきました。
金額にすれば2000円ほど。もちろん不備があれば返金は当然ですし、その点は誠意をもって対応しました。
ただ、正直なところ心の中では、「この規模の金額で、ここまで強く感情を込めてクレームを入れるのか」と驚かされました。
もちろん金額の大小に関わらず誠実さは大切ですが、海外ならば「この金額ならこういうこともあるさ」となる場面でもそうは問屋が卸さない、日本社会特有の「細かな金額にまで完璧さを求める空気」を、あらためて感じた瞬間でした。
お金のやり取りに感情が絡む国
本来、お金はシンプルな道具であり、「お金のことはお金で解決」できるはずです。
ところが実際には、金額そのものよりも、そこに乗る感情やプライドが大きく膨らみ、話が複雑になってしまうことがあります。
怒るための理由として金額を持ち出す——そんな場面に、私は何度も出会ってきました。
経営が厳しいときこそ「数字」に集中する
私自身も消費者として反省すべきところはありますが、経営者として強く思うのは、お金のことはお金で解決する姿勢こそが前進の近道だということです。
資金繰りが苦しいとき、感情やプライドを優先してしまうと、肝心な数字の整理が後回しになりがちです。
逆に、数字の問題を数字として冷静に扱えば、意外なほど打開策は見えてくるものです。
もし今、あなたが経営や資金繰りで行き詰まっているなら、それは人格や人間性の問題ではありません。
単なる数字の問題であり、数字は整理すれば必ず解決の方向に動かせます。
倒産ホームランプロジェクトは、その数字の整理をお手伝いするための無料相談窓口です。
私自身も同じような経験をしてきたからこそ、あなたの気持ちも数字の苦しさも理解できます。
一緒に、感情ではなく数字の視点から、解決の糸口を見つけましょう。